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- 私たちの会社が創業したのは大正6年、戦時中兵隊さんたちが足に巻いていたゲートルの製造を始めたのがスタートでした。
 戦後ゲートルの需要がなくなると、学生服の製造を始めました。
 時を同じくして倉敷地区には多くの学生服メーカーが出来ます。
 戦後のベビーブームの中で学生の数は増え続け、また当時は今と違って大学生も学ランとよばれる学生服を着ていたことから生産数も大量でした。
 毎日着る服ということもあり、長く丈夫に着ていただけるようにと特殊な加工や縫製方法をとっていた為に、倉敷産地でそのほとんどが生産されるようになります。
 私の会社も例外ではなく、私がまだ幼い頃には中学校を卒業して、他県から縫製の仕事をしに来てくれていた人達の為の寮が会社の隣にありました。
 当時の方で今でもまだ現役で仕事をしてくれている人もいます。
 
 その後、少子化や学生服の着用の低下等で生産量が減ってくると、デニムなどの日常着を手がけるメーカーが増えてきます。
 そんな中で私たちは自社工場に隣接する倉庫を改装してアトリエをつくり(通称 ロルカ小屋)。
 自社で企画生産した洋服を販売していく為に作ったのがrolcaです。
 創業以来、いろいろな時代の流れの中でも自分たちの目や手によるものづくりにこだわってきた理由は、自分たちがメーカーであるからです。
 メーカーというのは英語ですが、makeにerなので直訳すると「つくる人」という意味になります。
 産地のメーカーとして洋服をつくることによって、日々の暮らしに寄り添う「楽しい」や「うれしい」をつくっていくこと。
 それが私たちの最大にして唯一の仕事です。